2016年04月25日

「Shadows Over」ライナー的な話 その2

はい、続けて「Shadows Over」のライナーです。
今回は曲以外のところを重点的に。

・歌
ボーカルなので歌です。ただメロデスなのでデスボイスです。
今回は「デスボイスなんだけどキレイに収録しよう」ということに重点を置きました。
結果、大体の曲で中低音重視の歌い方になりました。
ただ、感情が高まってる部分などはやや高い声を出したり、「Freyja」という曲では低音から高音に上がるというような小技をやったりしてます。
使ってるマイクはコンデンサーなんですが、次回以降ダイナミックにするかもしれません。

・歌詞
私は大体「全体を日本語で書いてから英語に直し、字数が合わない場合は調整して・・・」というような方法をとっています。かなり辞書とにらめっこです。
やはり日本人ですから日本語で書いたらいいかもって思うんですが、日本語でデスボイスって結構難しいのよこれ。音節的にも英語だと融通がききますしね。
文法的に間違ってるところもありますが、「敢えて」やってるのと、「気付かず」やってるところがあります。ご了承ください・・・。

・作曲
今回の「Shadows Over」に収録された曲は、実は全て昨年の5月にできてました。1年位眠らせてた計算になります。
昨年はともてぃさんが忙しく、シングルとして「Freyja」をリリースするのがやっとでした。
ともてぃさんは今年転職されたので、若干身軽になられて、一気に作業してくれました。
私の作曲方法は特殊で、「あるモードにいるとその曲しか作れない」という人間でして、この収録曲を作った時も「1週間のメロデスモードにいる時に一気に作った曲」ということになります。
「昨年作ったんなら、今年も作って収録曲増やせたんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、私はあるモードを抜けるとそのモードに戻ってくるまでものすごく長い旅をするハメになってしまうんですね。
結局収録曲を増やせず、またメロデスモードに戻ることもなく発売を迎えました。

・ジャケット、ロゴ

今回のジャケットも私が担当です。というか、自然とジャケも作るのが私の担当になってます・・・。
今回は「長野に行った際に撮った、湖の夕焼けの写真を絵画風に加工」して使っています。
加工してるので、説明しないとなんだかわからない写真になってますが、逆に雰囲気が出ていいかなと。

それからロゴは昨年出したシングルの「Freyja」から一新しまして、友人のイラストレーターに依頼して作ってもらったものを使っています。
やっぱりメタルならロゴがないとね。かっこいいロゴに仕上げてもらいました。ちょっとメロデスっぽくないけど


と、今作に関する様々を書かせていただきましたが、要するに「昨年から構想はあったけどここまでずれ込みました」っていうのがこの「Shadows Over」でございます。まぁね、お互い仕事してるので、大目に見てやってください。

それでは、また。
posted by Tomoki at 02:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽制作のお話

「Shadows Over」ライナー的な話 その1



改めまして、M3-2016春にて頒布したBrunhildの新譜「Shadows Over」を手にとっていただきどうもありがとうございました。

ここではライナー的なところを書かせていただきたいと思います。
まずは自分の作った収録曲のことについて。

ちなみにともてぃさんのライナーは → こちら

それでは収録曲順に。

02. Honor This Day
バックだけ普通に聞いたらメロスピなんですよね。ただこの曲を作ってる時にずっとNinja Magicの「The Way of Life」を聞いてて、「明るい疾走曲にデスボイスが入ったらどうなるだろう?」っていうのをやってみたくてこういう風な形になりました。
結果、ちょっと異端的ですがメロデスになりました。
ただ、曲調通り明るさというか、デスボイスなんだけど前向きなこと歌ってる曲になってます。
人生の上では様々な困難があるけれど、でもその日に誇りを持って生きていこうっていう内容です。

04. Sence of Sin
リフのザザザッザザザッっていうスラッシュメタル的な刻みから三拍子になり、クリーンボイスも登場したりする色々混じってる曲です。
この曲は歌い方が他の曲と違ってて、ちょっと高い音を意識した、自分で言うところの「ゲスい声」で歌ってます。
あとはクリーンボイスがケロケロに加工されてたりと、色々面白い曲ですね。
歌詞の内容としては、タイトルにあるように「罪の意識」ですね。そんな歌い方にもなってます。

05. Shell(inst)
インストです。箸休め的な曲ですね。
このBrunhildでは私はギターを弾く機会がないのですが、こういうところでちょっとやっとかないとなぁと。
色々と実験色の多い曲です。イメージとしては、殻に閉じこもってる状態=shell といった感じでしょうか。
このあと終盤2曲が殻から弾け出る感じなので、ここに配置しました。

07. Faithful
本作のハイライトですね。ともてぃさんと曲順を話し合った時も「この曲はラストで」ということで決定してました。
作った時はもう「A→B→サビ」みたいな展開はやめて、とにかく突き進みたいなっていうところからこの曲ができました。
私は原曲段階ではストリングスまでしか入れてなかったんですが、ともてぃさんがホーン・セクションやコーラスなどを入れてくれて、結果、ものすごく壮大な曲になりました。
突っ走るだけなのもいいですが、それだと聞いてて辛いので、ブレイクを入れたり、ギターソロの箇所を2つにしたり、聞き所満載の曲だと思います。
実は曲のタイトル「Faithful」っていうのは仮というか、「Faithful ◯◯=誠実な◯◯」っていう感じにしようと思ったんですが、その◯◯が思い浮かばず、そのままになりました。個人的には「Faith+Full=超誠実」みたいな、そんな感じの曲名にしたかったんですけど、いい案が浮かばずこのままになりました。
歌詞もそういった内容というか、誠実に生きる上での苦悩だとか葛藤だとか、それでもそういう人に光有れっていうような内容になってます。


と、長々書いていきましたが、CDと合わせて「ふ〜ん」くらいに読んでいただけたら嬉しいです。
次回はその他の色々なことを。
こちらも「ふ〜ん」くらいな感じで読んでいただけたら嬉しいですよ。

それでは。
posted by Tomoki at 01:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽制作のお話

2015年12月06日

Chrono memorial

jacket.jpg

はい、この度クロノトリガー20周年記念WEBアルバム「Chrono memorial」に参加させていただきました。

特設ページ → こちらからどうぞ

クロノトリガー発売から20年。時が経つのも早いものだなと感じながら楽曲をアレンジさせていただきました。
今回は自分の楽曲の制作話的なことを書かせていただこうかと思います。

・戦い
恐らくクロノトリガーで最も耳にするのではないかと思われる通常戦闘の曲。
アップテンポな原曲に対し、スローで重たい感じがミニマルで続いていく感じのアレンジにしました。
ギターなどのパターンは変わらないながらも、バックだったり、メロディーで変化をつけていくという感じでしょうか。
「聞き流せるヘヴィさ」という所を目標に作りました。

・燃えよ!ボボンガ!
アレンジの選択肢としては2つあって、「ヘヴィ」か「アコギを使う」かっていうところで悩みましたが、ヘヴィなのは以前イベントでやっていたので、アコギメインのちょっと古めかしいテクノな感じの曲調に。
ノリを出すために「最低でも4小節は弾ききる」っていうことで、リズム的には結構ヨレてます。でも荒々しさが出た感じでいいかなと。
ドラムトラックなんかはビンテージのドラムマシーンのモジュラーなどを使ったり、アタックをカットできるエフェクトをベースに掛けたりと、色々と実験することもできましたし、楽しく楽曲制作することができました。

・時の回廊
クロノトリガー屈指の名曲だけに、原曲破壊っていうことはできませんでした。自分もそういうの聞きたくなかったし。
この曲は1音色1VSTみたいに、全部の音色が全く別のインプットから出てますね。
それと音色のレイヤーがめっちゃ多くて、バランスをとるのに苦労したり、ドラムのリバーブの具合を測るのにわざわざ隣の部屋に行ってリスニングしたりと、結構苦労の絶えない曲でした。
ミックスも難航して、一時「この曲何が正解なんだろう?」っていう状態にも陥りましたが、諦めず頑張ってよかった。
結果的に苦労した分達成感の大きい曲になりました。


と、私からは3曲。計12曲が集まったWEBアルバム。素敵な楽曲が集まってますので、是非是非聞いていただけたらと思います。


はぁ、これでもう年末何もしなくていいよね・・・。
posted by Tomoki at 22:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽制作のお話